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第1章 介護福祉士とは・試験のしくみ ・ レッスン1-5

働きながら合格するには?科目の順番と学習計画

約5分 ・ 公開日 2026-10-06

このレッスンの問い

教科書を何度も読み返す勉強と、問題を解いて思い出す勉強。どちらが記憶に残ると思いますか?

読む前に、答えを少しだけ予想してみてください。当たっていなくても大丈夫です。

前のレッスンの復習(1問)

本文に入る前に、前のレッスンを思い出してみましょう。

レッスン1-4から

Q1. 前のレッスンの復習です。介護福祉士国家試験のパートAの配点として、正しいものはどれでしょう?

答えを見る

正解: 3. 60点
正解は60点です。パートAは60点、パートBは45点、パートCは20点で、合わせて125点満点です。

01パート単位で、学ぶ順番と受け直しを考える

初めての受験は全パートを受け、前の回でパート合格した人は、受けるパートを選べます。

第39回試験の案内では、初めて受験する人や、前の回で合格したパートがなかった人は全パートを受験します。前の回でパート合格した人は、受けるパートを選べます。

つまり、パートは1回目から分けて受けるものではなく、取りこぼしを次に回せるしくみです。1回目は全パートで得点を目指し、残ったパートに次の回で集中する、と考えましょう。

この講座の章は、パートの順に並べています。第2〜5章がパートA、第6〜10章がパートB、第11章の介護過程がパートCの科目群です。

02読み返すより、思い出す練習と間をあけた復習

学習法の研究では、思い出す練習(練習テスト)と、間をあけた復習が、効果の高い方法と評価されています。

2013年、心理学者のダンロスキーらは、10の学習法についての研究を整理しました。その中で「練習テスト」と「分散学習」が、年齢や能力の違う学習者に役立つとして高く評価されました。

練習テストは、本文を見ずに問題に答えて思い出す方法です。分散学習は、同じ内容を一度にまとめず、日をあけて何度か学ぶ方法です。

一方、読み返しやマーカー引きは、効果が限られる方法と評価されました。各レッスンの確認問題を本文を見ずに解き、数日後にもう一度解くのがおすすめです。

031日1レッスンを、仕事の合間の決まった時間に

短いレッスンを毎日決まった時間に進め、章の終わりと試験前に問題演習でまとめて確かめるのが続けやすい計画です。

この講座の1レッスンは約5分です。休憩時間や通勤中など、毎日同じ時間に1つ進めると決めておくと、忙しい日でも続けやすくなります。

総合問題は、全領域の知識を使う事例形式の問題です。個別の章を一通り終えてから、事例を読んで答える練習に取り組むと、知識をつなげやすくなります。

試験センターのホームページでは、過去の試験問題が公開されています。試験が近づいたら、本番と同じ形式の問題で思い出す練習をしてみましょう。

パート配点この講座の章学び方のポイント
A60点第2〜5章(尊厳と自立・社会の理解・コミュニケーション・生活支援技術)介護の考え方と制度、日々の介助の土台
B45点第6〜10章(からだのしくみ・老化・認知症・障害・医療的ケア)からだとこころの知識。確認問題で思い出す練習を
C20点第11章(介護過程)と総合問題章を一通り終えてから、事例で考える練習を
パートと講座の章の対応(社会福祉振興・試験センター「合格基準」とこの講座の章立てをもとに作成)

あなたの場合は?

あなたの1日のなかで、5分のレッスンを毎日続けられそうな時間はいつですか?

答えを書く必要はありません。少し思い浮かべるだけで、記憶に残りやすくなります。

覚えるのはこの3つ

  1. 初めての受験は全パート。パート合格したら、次の回は受けるパートを選べる
  2. 読み返すより、本文を見ずに答える「練習テスト」と、日をあけた「分散学習」
  3. 毎日決まった時間に1レッスン。総合問題は章を一通り終えてから事例で練習

TERMSこのレッスンの用語

練習テスト(想起練習)Practice testing

本文を見ずに問題に答え、覚えたことを思い出す学習法。効果の高い方法と評価されている。

分散学習Distributed practice

同じ内容を一度にまとめて学ばず、日をあけて何度か学ぶ方法。効果の高い方法と評価されている。

LESSON 1-5 の確認

確認問題(全3問)

本文を見ずに答えてみましょう。思い出そうとすることが、いちばんの復習になります。

Q1. ダンロスキーらの2013年の研究整理で、効果が高いと評価された学習法の組み合わせはどれでしょう?

答えを見る

正解: 1. 練習テストと分散学習
正解です。練習テストと分散学習が、効果の高い方法と評価されました。読み返しやマーカー引きは、効果が限られる方法とされています。

Q2. 第39回試験を初めて受ける人の受け方として、正しいものはどれでしょう?

答えを見る

正解: 2. 全パートを受験する
ここがポイントです。初めて受験する人は全パートを受験します。受けるパートを選べるのは、前の回でパート合格した人です。

日常の場面で考える

Q3. Hさんは介護の仕事をしながら、毎晩テキストを1時間読み返しています。でも、翌週には内容を思い出せません。研究の知見にもとづく改善案はどれでしょう?

答えを見る

正解: 2. 読んだあとに本文を見ずに確認問題を解き、数日後にもう一度解く
練習テスト(思い出す練習)と分散学習(日をあけた復習)は、効果の高い方法と評価されています。読み返しやマーカー引きを増やすより、思い出す機会を作りましょう。

レッスン1-5はここまでです

迷った問題は、その見出しの本文を読み直してから次に進みましょう。間違えた問題は復習ページに自動で入ります。

第1章 介護福祉士とは・試験のしくみ のレッスン一覧
  1. 1-1介護福祉士とは
  2. 1-2介護福祉士の義務
  3. 1-3受験資格のルート
  4. 1-4試験のしくみ
  5. 1-5学習計画

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出典(4件)
  1. Dunlosky, J. et al. (2013). Improving Students' Learning With Effective Learning Techniques. Psychological Science in the Public Interest, 14(1), 4-58.
  2. 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回介護福祉士国家試験」(全パート受験と不合格パートのみの受験)
  3. 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 合格基準」
  4. 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 過去の試験問題」