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第1章 介護福祉士とは・試験のしくみ ・ レッスン1-4

介護福祉士国家試験のしくみは?11科目群とパート合格

約5分 ・ 公開日 2026-10-06

このレッスンの問い

介護福祉士国家試験で、ある科目群が0点でも、合計点が高ければ合格できると思いますか?

読む前に、答えを少しだけ予想してみてください。当たっていなくても大丈夫です。

前のレッスンの復習(1問)

本文に入る前に、前のレッスンを思い出してみましょう。

レッスン1-3から

Q1. 前のレッスンの復習です。実務経験ルートの「従事日数」の数え方として、正しいものはどれでしょう?

答えを見る

正解: 2. 実際に介護等の業務をした日を数え、休暇や欠勤の日は除く
正解は「実際に介護等の業務をした日」です。休暇・欠勤などの日は除き、1日の勤務時間は問われません。

01筆記試験だけで、125問・125点満点

介護福祉士国家試験は筆記試験だけで行われ、11の科目群から125問、1問1点の125点満点です。

試験は、社会福祉振興・試験センターが行っています。第39回(令和8年度)の試験日は、令和9年1月31日(日曜日)です。以前あった実技試験は、第37回(令和6年度)から廃止され、筆記試験だけになりました。

問題は125問で、五肢択一を基本とする多肢選択形式です。午前と午後に分かれ、介護過程と総合問題は午後に出題されます。

総合問題は、全領域の知識と技術を横断的に問う問題で、事例の形で出題されます。ひとつの事例を読み、複数の科目の知識を組み合わせて答えます。

02合格は「総得点の基準」と「11科目群すべてで得点」

総得点の60%程度を基準に難易度で補正した合格基準点以上を取り、さらに11の科目群すべてで得点があると合格です。

合格の条件は2つです。1つめは、総得点の60%程度を基準に、問題の難易度で補正した点数(合格基準点)以上を取ることです。基準点は回ごとに補正されるので、毎回同じ点数とは限りません。

2つめは、11の科目群すべてで得点があることです。合計点が合格基準点を超えていても、どれか1つの科目群が0点なら合格になりません。

11の科目群は、人間の尊厳と自立・介護の基本から、医療的ケア、介護過程、総合問題までです。それぞれがどのパートに入るかは、下の表で確かめましょう。

03パート合格を、翌々年まで持ち越せる

筆記試験はパートA・B・Cに分かれ、全体で不合格でも基準を満たしたパートは合格となり、第39回試験からは合格パートを組み合わせて全体の合格にできます。

パートAは60点、パートBは45点、パートCは20点です。全体で不合格になった人も、パートごとに判定されます。基準を満たしたパートは合格となり、これをパート合格と呼びます。

パートの基準点は、全体の合格基準点を、各パートの平均得点の比率で分けて決めます。さらに、そのパートを構成する科目群すべてで得点があることが条件です。

パート合格は、合格した試験の翌々年まで有効です。第39回試験からは、その間に残りのパートに合格すれば全体の合格になります。第39回では、第38回でパート合格した人が、受けるパートを選べました。

パート試験科目群配点
A人間の尊厳と自立・介護の基本/社会の理解/人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術/生活支援技術60点
Bこころとからだのしくみ/発達と老化の理解/認知症の理解/障害の理解/医療的ケア45点
C介護過程/総合問題20点
パート別の科目群と配点(社会福祉振興・試験センター「合格基準」をもとに作成)

あなたの場合は?

11の科目群のうち、ふだんの仕事や生活で一番なじみがある科目群と、一番なじみがない科目群はどれですか?

答えを書く必要はありません。少し思い浮かべるだけで、記憶に残りやすくなります。

覚えるのはこの3つ

  1. 筆記試験だけで125問・125点満点。実技試験は第37回から廃止
  2. 合格は、総得点の60%程度を基準に補正した点数以上+11科目群すべてで得点
  3. パート合格(A60点・B45点・C20点)は翌々年まで有効。第39回から組み合わせて合格できる

TERMSこのレッスンの用語

合格基準点Passing score

総得点の60%程度を基準に、問題の難易度で補正した点数。回ごとに決まる。

11の科目群Eleven subject groups

筆記試験の区分。合格には、11の科目群すべてで得点があることが必要。

パート合格Partial pass by part

筆記試験をA・B・Cに分け、基準を満たしたパートを合格とするしくみ。翌々年まで有効で、第39回から残りのパートと組み合わせて合格できる。

LESSON 1-4 の確認

確認問題(全3問)

本文を見ずに答えてみましょう。思い出そうとすることが、いちばんの復習になります。

Q1. 介護福祉士国家試験の配点として、正しいものはどれでしょう?

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正解: 1. 1問1点の125点満点
正解です。125問が出題され、1問1点の125点満点です。

Q2. パート合格について、正しいものはどれでしょう?

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正解: 2. 合格したパートは、合格した試験の翌々年まで有効
ここがポイントです。パート合格は、パート合格した試験の翌々年まで有効です。

日常の場面で考える

Q3. Gさんは合計点が合格基準点を上回りましたが、医療的ケアの科目群だけ0点でした。結果はどうなるでしょう?

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正解: 2. 11科目群すべてで得点していないので、全体としては合格にならない
合格には、11の科目群すべてで得点があることが必要です。1つでも0点の科目群があると、合計点が高くても全体の合格にはなりません。

レッスン1-4はここまでです

迷った問題は、その見出しの本文を読み直してから次に進みましょう。間違えた問題は復習ページに自動で入ります。

第1章 介護福祉士とは・試験のしくみ のレッスン一覧
  1. 1-1介護福祉士とは
  2. 1-2介護福祉士の義務
  3. 1-3受験資格のルート
  4. 1-4試験のしくみ
  5. 1-5学習計画

講座の目次(全12章)へ

出典(3件)
  1. 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 合格基準」
  2. 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回介護福祉士国家試験」(試験日・出題数・試験科目)
  3. 社会福祉振興・試験センター「福祉系高校(平成20年度以前入学者)」(実技試験の廃止)